ゾッとする名無しさん@特選怖い話:2014/08/26 22:21 ID:.UyIT.Gc
小学生の時の話。

何処の小学校でも同じだと思うけど、大体3時位に学校が終わり、急いで家にランドセルを置きに帰る。
その後自転車に乗ってまた小学校に戻り、校庭でボールが見えなくなるまでサッカーをやる毎日を過ごしていた。

何度も通る通学路の中には普通の民家やマンション、駄菓子屋やコンビニ、スーパーと色んな種類の家があり、
その中にはボロボロになった空き家もあった。
そのボロボロになった空き家は、いつか探検しようぜなんて友達と話したりしてたくらい雰囲気がある家。
特に2階の窓なんかはほんの少しカーテンが隙間を残して部屋の中が見えるようになっているせいで、余計不気味に思えた。

そんな空き家に関するこの話は、自分が小学3年生の夏休みの時だった。

今は熱中症になるくらい暑すぎて日中はとても運動なんか出来ないけど、当時はまだ暑いなーって思えるくらいの気温で済んでて、
サッカー命の小学生だった自分は夏休みになっても殆ど毎日サッカーをしに校庭に向かってた。
その時に毎回例の空き家の前を自転車で通るから、チラッと2階の窓を見るのが日課になっていた。

その日は昼飯を食ってから校庭に集合ということで、12時にご飯を食べ始め12時半には校庭に向かって自転車を飛ばしてた。
その時に相変わらず2階の窓をチラッと見たんだけど、なんだかその日は窓の向こうに動くものが見えた気がした。
ドキッとして、自転車のブレーキ握りしめて自転車を止めて、じっと空き家の窓を見た。

(何だろう、何か中に居るのかな・・・動物とか入ったのかな・・・幽霊とか・・・居るわけないし・・・人・・・?)

色々考えたけど、結局その後何も動くものはない。
結局自転車漕ぎながら見たせいで、何かを勘違いしたんだろうなという結論にして、校庭に向かった。

その後いつも通り皆でサッカーして、汗だくになって、夕方になってボールが見えなくなりその日は終了。
くたくたの状態でゆっくり自転車漕ぎながら帰ってたんだけど、例の空き家が見えた瞬間、さっきまで忘れていた昼間のことを急に思い出した。

何かが居るように見えた2階の窓。

(もしかしたら、また見えるかも、見えてしまうかもしれない・・・)

ドキドキしながらゆっくり空き家に近づき、2階の窓を見る。



カーテンの隙間からこちらを見ている大人の男と目があった。



慌てて目をそらし、必死に気付かなかった風に前だけを見て自転車を漕いだ。
空き家の前に差し掛かり、通り過ぎる。
内心泣きそうになりながら、いや、実際半泣きで自転車漕いでその場から逃げ出した。

家に帰ってからもドキドキしてて、でも一瞬しか見えなかったし訳が分かんないしと、混乱しているせいか親に言うことも出来なかった。
それから夕飯の後にテレビを見て風呂に入ってる頃には少しだけ落ち着いてきて、
よく考えたら大人の人が空き家に居ただけで、別にすごいことじゃないことに気がついた。
管理人の人か何かよく分かんないけど、そういうこともあるんだろうなー、何してたのかなーくらいに思ってた。
一旦冷静になると大騒ぎして誰かに言わなくてよかったとまで思い始め、それから安心して寝た。


そして次の日になり、強盗殺人犯が近所の空き家で逮捕された話を親から聞かされ、ゾッとした。